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【保存版】屋根のコケは放置厳禁!原因・リスク・除去方法・再発防止まで徹底解説【2025年版】
2025.06.08
【2025年版】屋根のコケを放置してはいけない理由とは?原因・リスク・対策をプロが解説
「屋根にうっすら緑が…?」
「コケって見た目が悪いだけじゃないの?」
「高圧洗浄すれば終わりじゃないの?」
そんなふうに思っている方にこそ知ってほしい、屋根のコケに関する正しい知識と対処法をわかりやすくお届けします。
■ 屋根にコケが生える原因とは?
屋根のコケは、以下の条件がそろうと発生・繁殖しやすくなります。
日当たりが悪い北面や裏手
湿気がこもりやすい立地(森林・川沿い・住宅密集地など)
定期的な清掃・メンテナンスが行われていない
表面塗膜が劣化して撥水性が落ちている
➡ 特にスレート(ストレート)屋根やモニエル瓦など表面がザラついている屋根材はコケの温床になりやすい傾向があります。
■ コケを放置するとどうなる?3つのリスク
屋根材の劣化が加速する
→ コケが水分を抱え込み、屋根材が常に湿った状態に。
塗膜や防水機能が失われる
→ 防水効果がなくなり、雨漏りのリスクが増加。
見た目・資産価値が大きく下がる
→ 汚れが目立ち、遠目からでも古びた印象に。
➡ 美観の問題だけでなく、構造的な問題に直結するのが屋根のコケの怖さです。
■ 自分でできるコケチェック方法
以下のような症状があれば、コケが広がっている可能性があります:
屋根の一部が緑っぽく見える
雨どいに黒や緑の泥のようなものがたまっている
軒先からコケが見える
道路から見上げて一部だけ色が暗くなっている
➡ 年に1〜2回の目視点検で、早期発見が可能です。※屋根には絶対に登らないようにしましょう!
■ 屋根コケの除去方法と注意点
方法
内容
注意点
高圧洗浄
コケ・汚れを強力に除去
屋根材を傷める危険があるため、適切な水圧と角度で行う必要あり
バイオ洗浄
洗剤でコケを根本から分解
効果は高いが費用がやや高め、専門知識が必要
手作業ブラッシング
離れた範囲や部分的な処理に最適
表面の塗膜を傷つけるおそれもあるため注意
➡ 洗浄後は再発を防ぐための防コケ塗料や屋根塗装がおすすめです。
■ 屋根塗装でコケの再発を防ぐには?
コケ対策として有効な屋根塗料には以下のようなものがあります。
防藻・防カビ機能付き塗料(例:ラジカル制御型、遮熱+防藻塗料など)
親水性塗料(雨で汚れが流れやすくなる)
無機塗料(長寿命かつ汚れに強い)
➡ 洗浄+下地処理+適切な塗装を行えば、10年以上コケが生えにくい屋根に変身します。
■ コケが出やすい家の特徴と予防策
条件
対策
北向き・日当たりが悪い
防藻・防カビ塗装を行う/定期的な洗浄
木の近く・湿気が多い
雨どい・落ち葉の掃除をこまめに行う
築10年以上・未塗装
高耐久塗料で早めのメンテナンスを検討
➡ 立地に応じた対策をすることで、再発リスクを大幅に下げられます。
■ コケ除去の費用相場(2025年時点)
項目
相場
高圧洗浄のみ
約2〜5万円(面積による)
バイオ洗浄
約4〜8万円
洗浄+塗装(屋根塗装)
約50〜90万円(足場含む)
カバー工法(重度劣化の場合)
約120〜180万円
➡ 築10年以上経過している場合は、「洗浄だけで済むかどうか」まずプロの点検を受けることが大切です。
■ コケ・カビ・藻の違いとは?見た目とリスクを正しく理解
屋根に見える緑や黒の汚れ、実はすべて「コケ」ではありません。
種類
特徴
リスク
コケ
緑色/ふわっとした見た目
水分を含み、屋根材を腐食・滑りやすくする
カビ
黒色/斑点状に広がる
塗膜を分解・防水性を低下させる
藻
緑~茶/うすい広がり
美観を損なう・屋根表面を劣化させる
➡ 対処法はほぼ共通ですが、バイオ洗浄や塗料選定で抑制効果に差が出るため、分類を理解しておくことが重要です。
■ コケが再発しやすい「間違ったメンテナンス」とは?
コケ対策のつもりが、逆に再発を早めてしまう例も少なくありません。
高圧洗浄だけで終わる(塗膜を削り再発しやすくなる)
コケの上から塗装する(下地に残ったまま再発リスク)
撥水性が低い塗料を使う(親水性・防藻性がない)
➡ 正しい流れは「洗浄→乾燥→下地処理→防コケ塗装」です。
■ コケ対策で使用される「バイオ洗浄剤」の安全性について
「薬品って危険じゃないの?」と不安に思う方へ。
バイオ洗浄剤は植物由来成分が多く、人体・ペット・植栽にも配慮された設計
施工後は水で中和洗浄され、乾燥すれば無害
コケの根まで分解するので、再発しにくくなる
➡ 安全面の不安がある場合は「施工前にMSDS(成分表)の提示」を求めてもOKです。
■ コケが最も増える季節と、対処に適した時期は?
季節
コケの状況
おすすめ対応
春
日差しが出てきて活動再開
事前点検・洗浄予約
梅雨
湿度で一気に繁殖
応急的な洗浄/施工は避ける
夏
紫外線で一時的に減少
乾燥時期に塗装が最適
秋
落ち葉・結露で再繁殖
洗浄+塗装を検討するベスト時期
冬
成長はゆるやか
雨の少ない時期=施工向き
➡「秋から冬」にかけての乾燥した時期が最も施工に適しており、塗装も長持ちしやすいです。
■ 屋根コケとあわせて点検しておきたい場所
雨どい(詰まりや破損があるとコケが成長しやすい)
棟板金(コケによる湿気で浮き・腐食が進行)
外壁の北面(同様にコケ・カビが発生しやすい)
➡ 一度の点検で、屋根+雨どい+外壁の総点検を依頼するのが合理的です。
■ 屋根にコケがあると「家の査定価格」が下がる?
中古住宅の売却時や資産評価の際、「屋根の見た目」は査定価格に影響します。
コケが繁殖していると「管理が行き届いていない」という印象を与える
「屋根のメンテナンスが必要=コストがかかる」と見なされる
雨漏りや下地腐食の懸念から、数十万円単位での減額交渉対象になることも
➡ 美観だけでなく、将来的な資産価値を守るためにもコケ対策は重要です。
■ コケ発見のための「無料ドローン診断」って何が見えるの?
最近増えている「ドローンによる屋根診断」では、以下のようなことが明確に分かります。
屋根全体のコケの分布(目視では見えない面も確認)
板金や棟の浮き・ひび・劣化も同時チェック可能
施工前後のビフォーアフター写真で効果が可視化される
➡ 特に2階建て以上や勾配がある屋根は、安全で確実な診断手段としてドローンが有効です。
■ よくある質問(Q&A)
Q1. コケが生えていてもすぐに塗装できる?
→ いいえ。まずはコケを根こそぎ除去してから、完全に乾燥させる工程が必要です。
Q2. コケは洗ってもまたすぐ生えてきますか?
→ 洗浄だけでは再発します。防藻・防カビ機能付きの塗料を選び、下地処理を丁寧に行えば再発は大幅に抑えられます。
Q3. 自分で洗浄するのは危険?
→ 危険です。屋根は滑りやすく、足場も不安定。高圧洗浄機で破損するリスクもあるため、専門業者に依頼を。
■ チェックリスト:屋根コケ点検前に確認すべき5つのこと
築10年以上経っている
一度も屋根の洗浄や塗装をしていない
北側・日陰面が多い
上から見たとき緑や黒ずみがある
雨どいの中に泥や葉がたまっている
➡ 2つ以上当てはまる場合、すでにコケの繁殖が進行している可能性大です。
■ コケの成長メカニズムと「屋根の素材ごとの影響」
コケの発生と増殖には、次のようなプロセスがあります:
表面に微細な汚れやホコリがたまる
湿気と日陰がそろうと胞子が定着
雨水で養分を吸い、日々広がっていく
根のような構造が屋根材に食い込む
屋根材ごとの影響:
屋根材
コケの付きやすさ
理由
スレート(ストレート)屋根
◎ 非常に付きやすい
表面がザラついて水を含みやすい
モニエル瓦
◎ かなり付きやすい
セメント系で多孔質。凹凸がある
金属屋根(ガルバリウム)
△ やや付きにくい
表面がツルツルしていて水を弾く
和瓦(陶器瓦)
○ 付きにくいがゼロではない
表面は滑らかだが、影が多く湿気がこもる
➡ 素材によってコケの防ぎやすさや清掃方法が異なるため、素材別の診断と提案が重要です。
■ 市販のコケ洗浄剤やDIY防カビスプレーの効果は?
市販のスプレー型コケ除去剤は、軽度のコケには一時的に有効ですが、以下の点に注意が必要です:
効果が浅く、根を分解できないため再発が早い
強アルカリ性の場合、屋根材を傷めるリスクがある
防水塗膜やコーキング部分に悪影響を与える可能性も
➡ DIY対策は「見えるコケの応急処置」程度にとどめ、本格的な根絶・再発防止には専門洗浄+塗装が必要です。
■ コケを防ぐ家づくり・外構アイデア
コケが生えにくい家にするには、「屋根以外の環境整備」も有効です。
方法
効果
木を剪定して日当たりを良くする
湿気がたまりにくくなり、コケの定着を防ぐ
落ち葉ネットを雨どいに設置
排水詰まりを防ぎ、湿った環境を回避
北面にカーポートやひさしを設置
雨の直接打撃を軽減し、乾燥しやすくする
➡ 「屋根に何かをする」だけでなく、「家の周りを整える」ことも再発防止に直結します。
■ 放置 vs 対応で10年後にかかる費用の差
状態
放置した場合
適切に対策した場合
10年後
葺き替え・雨漏り補修・下地腐食 → 200万円前後
再塗装+点検のみ → 60〜90万円
影響
工期も費用も大きく、家に住みながら工事困難
小規模・短期間・低負担で済む
➡ 早期点検・軽度洗浄・再発防止塗装の“トリプルセット”が、長期的には圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。
■ まとめ|屋根のコケは“住宅の健康診断”のサイン
コケは「劣化の初期症状」であり、「軽度の今だからこそ安く・安全に対応できる」
放置は防水層の崩壊や雨漏りに直結することも
まずは無料診断や点検で状態を確認し、適切な方法で洗浄・再発防止を
次のステップに進むには
ご自宅の屋根に緑・黒ずみ・汚れがあれば、まずは高所カメラやドローン診断を
コケ再発防止のため、塗装まで見据えたメンテナンス計画を検討
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藤沢市・鎌倉市
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