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【藤沢市の方必見】外壁の変色は放置NG!原因・対策・再発防止法を徹底解説【2025年版】
2025.06.09
【2025年版】外壁の変色はなぜ起こる?原因・症状別チェック・対策方法を徹底解説
「外壁の色がまだらに…」
「築10年だけど汚れ?それとも劣化?」
「再塗装のサインか、様子見でいいのか分からない…」
そんなお悩みのある方へ。外壁の変色は、見た目の問題だけでなく建物劣化の初期サインでもあります。
この記事では、変色の主な原因とその対策を、プロ目線で分かりやすく解説します。
■ 外壁の変色は放っておいていいの?まず知っておくべきこと
外壁の変色は「経年劣化」と思われがちですが、実際には劣化・汚れ・化学変化・施工不良など複数の原因があります。
放置すると「美観が損なわれる」だけでなく、防水性能の低下・構造体へのダメージにつながる恐れもあります。
■ 外壁の変色の主な原因6つと症状の見分け方
① 紫外線による色あせ(チョーキング現象)
【症状】色が薄くなり、白っぽく粉を吹く(手で触ると白い粉がつく)
【原因】塗膜の顔料が分解され、防水性も低下
【対策】再塗装のタイミング。塗料のグレードによって耐候性に差がある
② カビ・コケ・藻による変色
【症状】緑・黒・茶色のシミのような汚れ
【原因】湿気、日当たりの悪さ、排気ガスなど
【対策】バイオ洗浄+防カビ・防藻機能付き塗料で再塗装
③ 雨だれ・排気ガスによる汚れ
【症状】サッシ下や換気口周辺が黒ずむ・筋状の変色
【原因】空気中の汚染物質が雨で流れて壁に蓄積
【対策】高圧洗浄+親水性塗料でセルフクリーニング効果をもたせる
④ 結露・塩害による変色(特に沿岸地域)
【症状】塩の結晶や白華(エフロレッセンス)現象
【原因】潮風・内部結露のミネラル成分が外壁に浮き出る
【対策】防塩・透湿性のある塗料、換気設計の見直し
⑤ 塗装不良・色ムラ(施工ミス)
【症状】塗りムラ・まだらな発色・一部だけ色が違う
【原因】下塗り不良、乾燥不十分、施工者の技術不足
【対策】施工業者の選定見直し。耐候年数の短い塗料も要注意
⑥ 化学変化(酸性雨・排気ガスなどとの反応)
【症状】変色、ベタつき、色斑、塗膜がぬめる感触
【原因】外部環境と塗膜の化学反応。特に古い塗料に起こりやすい
【対策】無機塗料・フッ素塗料など耐薬品性のある塗料を選定
■ 変色を放置するとどうなる?3つのデメリット
外観の印象が大きく下がる
→ 売却価格や入居希望者の第一印象にも影響
塗膜の防水性能が失われる
→ 雨漏り、外壁材の浮き・ひび割れに進行
変色箇所だけ塗装しても違和感が残る
→ 美観と機能性を両立させるには「全体塗装」が必要になる
■ 変色に強い塗料とは?再塗装時のおすすめ塗料例
塗料の種類
特徴
耐用年数
シリコン塗料
コストと耐久のバランスが良い
約10〜13年
フッ素塗料
紫外線・雨・酸性物質に強い
約15〜18年
無機塗料
最も変色・劣化に強い
約18〜20年
遮熱塗料
色あせ防止+断熱効果も
約10〜15年
■ 外壁の変色を防ぐ日頃のチェックポイント
年に1回は外壁を観察し、色ムラや粉吹きに注意
雨だれやカビが見えたら早めに清掃 or 点検
10年以上再塗装していない場合はプロ診断を
エアコン・換気扇の排気口周辺は汚れやすいのでこまめに確認
■ 外壁材ごとに違う「変色しやすさ」と塗料選びのポイント
外壁材の種類
変色しやすさ
理由
おすすめ塗料
モルタル壁
◎ 非常に起きやすい
吸水性が高く、塗膜が劣化しやすい
無機塗料/フッ素/ラジカル制御型
窯業系サイディング
○ 一定年数で色あせが進行
表面のコーティングが紫外線に弱い
シリコン以上の高耐候塗料
金属サイディング
△ 比較的起きにくい
表面が滑らか/防汚性が高い
遮熱・高反射塗料(色持ち重視)
木質外壁
◎ 非常に起きやすい
水分と紫外線に極端に弱い
クリヤー塗装+防腐剤定期塗布
➡ 素材に合った塗料を選ばないと、早期変色や塗膜不良を起こす原因に。
■ 見た目だけでは分からない「変色の内部リスク」
外壁の変色は、単なる汚れや色あせではなく、内部で深刻な劣化が進行している場合もあります。
変色箇所が触ると柔らかい → 水分が染み込んでいる可能性
白い粉が出る → 塗膜が分解されて防水機能がゼロに近い状態
塗膜がまだら → 下地の湿気・施工不良・再塗装ミスの可能性も
➡ 「見た目だけでは判断できない」からこそ、プロの点検による構造チェックが重要です。
■ 季節別|外壁の変色が進行しやすい時期と対策
季節
原因
対策ポイント
春
花粉・黄砂・カビの発生
軽い洗浄/コケ・藻チェックを習慣化
梅雨
湿気によるカビ・藻の増殖
防カビ・防藻機能付き塗料を検討
夏
強い紫外線で色あせ進行
遮熱・ラジカル塗料で退色対策を
秋
結露と排ガスが原因に
親水性塗膜でセルフクリーニング効果を
冬
温度差によるクラック&凍害
外壁診断・塗膜のひび割れ点検を
■ 変色の放置と再塗装の「コスト差」シミュレーション
タイミング
状態
必要な処置
費用目安
変色初期
色あせ・軽度チョーキング
洗浄+再塗装
約70万〜100万円
放置5年後
藻・カビ・クラック拡大
補修+塗装
約100万〜130万円
放置10年後
下地腐食・雨漏り発生
外壁張り替え
約200万〜300万円
➡ 「少し気になるけどまだ大丈夫」が最も高くつく選択肢です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 色が変わったけど再塗装するしかない?
→ 軽度の汚れなら洗浄で対応可。ただし白化や粉吹きは再塗装サイン。
Q2. 変色と色ムラの違いは?
→ 色ムラは施工不良、変色は紫外線や環境起因。場所のパターンで判別できます。
Q3. 外壁だけ変色して屋根は無事だけど問題ない?
→ それでも再塗装タイミング。屋根とのバランスが悪く、美観にも悪影響。
■ 「塗料の色選び」で変色リスクは変わる?
実は、塗料の色によっても変色のしやすさや劣化の見え方に違いがあります。
色の種類
特徴
変色リスク
白系
光を反射しやすく暑さに強い
排気ガス・雨だれで汚れが目立ちやすい
黒・濃色系
紫外線での色あせが顕著に出る
チョーキング・退色に要注意
ベージュ・グレー
汚れ・退色のバランスが良く安定
長期的に変化が目立ちにくい
青・緑系
光によって退色が早い場合も
特に遮熱塗料で対応可能
➡ 耐候性+色選びのバランスで、美観維持とメンテナンス頻度を抑える工夫ができます。
■ 外壁の変色を見落としやすい「盲点エリア」
目立つ正面だけでなく、変色が始まりやすいのは以下のような場所です:
北面の基礎付近(湿気が溜まりやすい)
換気扇やエアコンの排気口周辺(油・湿気・熱)
バルコニー下の庇(雨水の跳ね返り)
車の排気があたる外壁面(黒ずみ汚れ)
雨どい・破風板の付け根(水垂れが集中)
➡ 全体的に色は保たれていても、局所変色=劣化進行の入口である可能性が高いです。
■ 部分補修か、全面再塗装か?判断の分かれ目とは
「少しだけ変色してるんだけど…一部だけ塗ればいい?」
答えは:「基本はNG」または「差が目立つ」ことが多いです。
部分補修のリスク:
塗った箇所と既存外壁で色ムラ・ツヤムラが発生
周囲との塗膜の寿命がズレて、またすぐ工事が必要に
足場代は結局必要なので割高になるケースも
➡ 基本的には「10年以上経過=全面塗装」「施工直後の変色=保証対象」かも。
■ 外壁変色チェックリスト:診断前の自己チェック10項目
手で触ると白い粉がつく(チョーキング)
色ムラ・濃淡がある
換気扇の下だけ黒ずんでいる
北面だけうっすら緑っぽい
一部にヒビ(クラック)がある
外壁がまだらに濡れたように見える(塗膜劣化)
築10年以上で再塗装していない
エアコン室外機周辺に黒ずみがある
排気のあたる壁だけ色がくすんでいる
雨の後、乾き方が部分的に違う
➡ 2つ以上当てはまれば、外壁診断を受ける価値あり!
■ 「経年変色」と「化学変色」はまったく別物!見分け方のポイント
変色には2つのタイプがあり、それぞれリスクも対策も異なります:
1. 経年変色(自然な色あせ)
原因:紫外線・酸素・水分などの外的環境
特徴:色全体が均一に退色していく(淡くなる)
対策:10〜15年で再塗装/ラジカル制御型塗料などを選定
2. 化学変色(塗料の化学反応)
原因:施工不良・下地の成分と反応・酸性雨など
特徴:局所的な斑点や変色、べたつき、異臭
対策:塗膜の剥離/再塗装では不十分な場合もあり、外壁材交換が必要になることも
➡ 色が薄くなるか、変な色に変わるかで診断の優先度が変わるため注意が必要です。
■ 外壁塗装で「変色リスク」を減らす業者の見極めポイント5つ
塗料メーカーと正式提携している(保証・製品選定力あり)
下地処理・高圧洗浄の工程を丁寧に説明してくれる
過去の変色クレーム対応事例があるか確認できる
塗料カタログを見せながら、成分・耐候性まで解説してくれる
カラーシミュレーションを複数提示してくれる(色の選び方で退色に差)
➡ 「とりあえず白かベージュで」ではなく、耐候性・再現性・退色しにくさをふまえた選択が重要です。
■ 実はあまり知られていない「色によって保証年数が変わる」って本当?
多くの塗料メーカーや施工業者が提示する保証年数は、「塗料グレード」と「色の選択」によって微妙に変わります。
色の濃さ
紫外線吸収
退色しやすさ
目立ちやすさ
対応年数(目安)
濃色(黒・紺・赤)
高い
◎早く退色
◎かなり目立つ
保証8〜10年程度
中間色(グレー・ベージュ)
標準
△平均的
△目立ちにくい
保証10〜12年
淡色(白・アイボリー)
少ない
○長持ち
△汚れは目立つ
保証12〜15年
➡「同じ塗料でも、色の選び方で耐用年数が変わる」ことを理解しておくと、後悔の少ない外壁に。
■ 変色の「根本原因」を見抜くチェック例(プロの診断視点)
壁の裏に断熱材がない → 内部結露で変色・塗膜浮き
クラック(ひび割れ)の周囲だけ濃く見える → 雨水侵入+毛細管現象
バルコニー下にカビが集中 → 雨だれ+乾きにくさ+塗料選定ミス
築7〜9年で色あせ → 初回塗装の塗料グレードが低かった可能性
➡ 表面だけを見て「洗えばいいですよ」では済まされない、“見えない原因”まで追求する業者選びが重要です。
■ 点検のすすめ:外壁変色の診断はプロに任せるべき理由
高所カメラやドローンによる安全な点検が可能
見た目だけでなく、塗膜・下地・コーキングも含めて総合診断
「今すぐ必要か、まだ様子見か」の判断を明確にできる
■ まとめ|外壁の変色は「建物の健康診断」のサイン
見た目の変化には必ず原因がある
紫外線・湿気・大気汚染・施工不良、さまざまな要因が絡む
変色を放置すれば、塗り替え時期を逃し、大きな費用負担に
プロの診断と適切な塗料選定で、再発を防ぎ、家を長持ちさせることができる
ガイソー藤沢店 対応地域
藤沢市・鎌倉市
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